Via Varejo社並びにCentauro社はキャッシュフロー強化のため増資で資金調達 (2020年5月11日付けエスタード紙)

小売販売大手のVia Varejo社は、キャッシュフロー強化のため増資(follow-on)で約50億レアル、Centauro社も増資で最低でも5億レアルをサンパウロ証券取引所(B3)で調達を予定している。

Via Varejo社は新型コロナウイルのパンデミック対応の外出自粛令並びに必需品以外の小売販売自粛要請時の3月中旬の株価が底を打ったが、その後大幅に回復、また今後の株価の上昇が見込まれるために増資を行う。

Via Varejo社のfollow-onは15日以内に予定されているが、follow-on関して申請会社を支援する業務を行う主幹事会社はBradesco BBI社、またBank of America、ブラジル銀行並びにXP Investimentosも参加する。

Via Varejo社の増資案件は年初に持ち上がり、第1四半期に終了する予定であったが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で3月半ばに株価は底を打ったが、on-line販売が好調でマーケットシェア拡大で、株価が回復傾向となっている今月中の増資を行う。

Via Varejo社の今年初めの株価は14.00レアルであったが、3月中旬は5.00レアル近くまで下落、4月中旬は9.00レアルまで回復している。“

昨年12月のVia Varejo社のキャッシュフローは44億レアル、マガジン・ルイザ社の71億レアル、アメリカナス・ドットコムとサブマリーノ・ドットコムの2社が合併したB2Wヴァレジョ社の67億レアル、ロージャス・アメリカーナ社の55億レアルと比較すると少ないので強化する必要がある。

Centauro社は今年2月にブラジルNIKE社を9億レアルで買収したが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で同社の株価は年初から26%も下落しており、5億レアルの増資を予定している。

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