「現代ブラジル事典」の記者会見が、10月7日午後5時30分から商工会議所に、月刊誌「実業のブラジル」の鈴木与蔵社長、サンパウロ新聞の山口貴史記者、ニッケイ新聞の松田正生記者が参加して行われた。
田中信会頭が「現代ブラジル事典」の発刊にいたる経緯を説明し、会員企業向けは完売し、日本でも予想を上回る売れ行きであり、またブラジルの一般向けも残り僅かで大変好評を博していることなどを説明した。
また平田藤義事務局長もブラジル側の編集のまとめ役として、2003年6月から開始した編集のためにPCのグレードアップの必要性、執筆者との校正調整、部会長を通じての催促、グラフや表欠如などでブラジル側の編集に携わったこと、日本側が最初、ルーラ大統領への贈呈式を出版遅れを理由に躊躇、その後快諾、訪日時の大統領への田中会頭からの事典贈呈に漕ぎつけたこと、輸入業者の選定、事典編纂に関係した相互啓発委員の動員下、促販中だるみ作戦としてチラ シの作成で補強したことなど、非常に苦労の末、発刊できた喜びで、今では良い思い出になったなどと感慨深げに語った。
そ の後、遠藤雅清日系社会関係委員長と遠山景孝100周年祭典分科会座長も加わり、商工会議所の日系社会に対する会議所の姿勢などざっくばらんにお酒を酌み 交わしながらの笑いの絶えない楽しいパーティとなった。また日系社会との情報交換の場として、今後も邦字紙や出版社の編集長や記者と懇談会がもたれる予定である。