最低サラリー以上の年金調整で政治的駆引き

与党は最低サラリー以上の年金・恩給支給の調整率をインフレ以上の最低サラリー年金調整率と同率支給をすれば今年の社会保障院(INSS)の支出が更に69億レアル増加するために、統一労働本部(CUT)や有力労働組合と調整率で話し合いを行っている。

修正案はすでに上院を通過して下院での承認待ちであり、修正案が承認されれば2050年のINSSの支出はGDP比18.1%まで上昇、現在の支出はGDP比7.1%であり3倍近くの支出増加となる。

しかし来年の統一地方選挙を控えて野党では票の取り込みに修正案の承認を目論んでおり、ルーラ大統領が拒否する可能性が大きいと予想されている。

2003年から2009年の最低サラリーの年金・恩給受給者の調整率は132.5%、7.8最低サラリーの年金受給者の同期の調整率は106.13%と大幅に低く、最低サラリー以上の年金受給者830万人にとって批判の的となっており、来年の地方統一選挙をターゲットに与野党で駆引きの対象となっている。

与党側ではINSSの支出を最小限に抑えるために、最低サラリー以上の年金受給者向けに2010年と2011年にそれぞれ実質調整がインフレ指数の全国消費者物価指数(INPC)を2.5%上回る6.1%の調整率を提示している。(2009年11月4日付けエスタード紙)

 

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