花卉栽培見学会 感想文(その2)

充実した1日でした。

 

「サンパウロ近郊花卉栽培場見学ツアー」と聞き、「ああら、きれいなお花が手に入ったらいいな。新鮮な空気を吸うのもいいし」程度の気持ちで参加させていただきましたが、驚くことばかりでとても楽しめました。

セアザの火曜日と金曜日に催される花卉のフェイラに初めて行ったときには驚きました。だってすべての季節のものすごい種類の花が並んでいるのですもの。私にとってのアジサイは初夏ですしひまわりはもちろん夏。菊は秋でポインセチアはクリスマス。それが一同に会していて「いったい今の季節はいつ?」と思ったものでした。
で、同時に思ったのは「恵まれた気候と豊穣な大地があり、ブラジル全土は広いから、いつでも収穫できるんだ」ということでした。
でも違ったのですね。(もちろん、その条件をフルに活かして経営している農業もあるでしょうが)

こんなにもしっかりと長期に計画し、研究を重ね、実行し続けた結果の、あのきちんと揃った美しい花、美味しくて食べやすい野菜がサンパウロにあったのだと感激しました。ご家族揃って打ち込んでいらっしゃる。その成果があそこに立派に根付いているということにも喝采です。

このところ日本ではライブドアーのホリエモンの逮捕が話題になっていますが、ちょっと前には彼を代表にヒルズ族というのがもてはやされていました。全員がそうだとはいえないにせよ、彼らの言動にはなんとなく「お金は簡単に儲かればいい」「額に汗して働くやつはばか」みたいな風潮があると思います。マスコミもそれをよしとした。

だからいっそう地球の反対側、時差12時間のこの地で、日本人の本来持っているけど、失われつつある特性(正直、勤勉、我慢強い、工夫ができる、そして優秀な頭脳ーだから経営もできる)を活かして成功している方がいらっしゃるということはとてもうれしいことであり、励まされることでした。

そういう点でもとても有意義でした。

そして、心から歓迎してくださってありがとうございました。お昼ごはんの予定が2時から?とあったので、実はパンと水を持っていっていたのですよ。でもちゃんとおもてなしの用意をしてくださっていて。
お野菜などもいだたいて。みんなのうれしそうな顔、ご覧になりましたか?

企画してくださった桜井さん、ありがとうございました。

浅野

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