2001年上期業種別部会長懇談会-司会の言葉

部会長の皆様から発表頂きますさいに今回の副題についてふれて頂きたいと思います。副題は「ブラジル・ カントリーリスクに対し影響を与える外的要因」ということで私のほうから、若干補足いたしますと、昨年度のブラジルのカントリーリスクは予想以上の改善を いたしました。とくにインフレをはじめ国内ファクターについて大幅な回復を遂げたわけですが、年後半からドル/レアルの為替相場の動きにも現れている通 り、ブラジル経済も若干の揺れを見せ、外的要因に対するいわゆるストレス耐性に対しては、引き続き弱い体質という事が浮き彫りにされた感じがします。外的 要因は米国景気のソフトもしくはハードのランディング、ユーロの不安、メルコスール、なかんずくアルゼンチンの情勢、原油価格、中東情勢その他いろいろあ るかと思います。各々の業種によると思いますが、各部会ごとに当地ブラジルで商売をしてゆくに際し、ネックとなる項目について留意しておく必要のある外的 要因につきまとめて頂けたらと思います。それでは田中コンサルタント部会長より発表をお願いします。

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=30793