小売業界ミッションとの意見交換会

日本からブラジルの小売業界視察に来た小売業界ミッション団(渡邊順彦団長)との意見交換会が2014年4月24日午後3時30分から5時30分までジェトロサンパウロ事務所で開催、初めにジェトロサンパウロ事務所の井上徹哉次長が「ブラジル経済」について説明、ブラジル日本通運の成田正臣取締役が「ブラジルの物流」について説明、DAISO BRASIL COMÉRCIO E IMPORTAÇÃO LTDAの大野恵介社長が「製品のブラジルへの輸入コスト資産」について説明、平田藤義事務局長は、会議所の公益団体としての使命と両国政府への提言として商用マルチビザ発効の経緯、日伯社会保障協定発効の経緯、移転価格税制の部分的改善によるクレームの減少、今後の課題として技術移転・ロイヤリティ送金規制並びにブラジルの産業政策への提言、諸種ビザの手続き期間の短縮、医療機器認証、国家度量衡などの許認可短縮などのビジネス環境改善への取組、日本商工会議所のサポートによる中小企業進出への取組などについて説明、最後に渡邊順彦団長から井上徹哉次長並びに平田藤義事務局長に記念品が贈呈された。

小売業界ミッションの参加者は渡邊 順彦取締役会長(株式会社 アテナ)、寺岡 一郎代表取締役社長(東京ドロウイング株式会社)、安井 耐介代表(消費流通経営研究所)、大島 博代表取締役社長(株式会社千疋屋総本店)、大島 路恵取締役(株式会社千疋屋総本店)、窪田 佑紀課長代理(飯田通商株式会社)、峰村 公執行役員(飯田通商株式会社)、田宮 繁人代表取締役社長(株式会社タミヤ)、近江 淳部長(日本小売業協会)

同ミッションが初めての訪伯のため、事務局では希望する視察訪問先を紹介(会員企業のMNプロポリスの松田典仁会長が快諾、工場案内)したり、突然の予定変更に臨機応変に対応、23日のABRAS(ブラジル・スーパーマーケット協会)訪問や24日夜に開催された同協会の2013年度ランキング表彰式にも会員の小売り業、DAISOブラジルの大野社長と伴に平田事務局長が同行した。日本からの小売業の進出を促したい配慮が背景にある。

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

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