中部IE南米モノづくり使節団(団長 トヨタ自動車(株) 池渕浩介顧問・技監)一行が2011年2月17日午後7時からルネッサンスホテルで商工会議所メンバーなどとセミナー、交流会を行った。
初めに池渕団長が挨拶で50周年記念行事「中部IE南米モノづくり使節団」のミッション派遣は2年遅れで実現、日本の製造業は不安と危機感を持っている。しかし新興国は順調に伸びており、昨年のブラジルの自動車販売台数はドイツを抜いて世界4位に躍進した。
自動車業界はまだまだ伸び、その伸代は十分あり、日本を出発して機内でみた東洋経済誌のブラジル特集版からブラジルはリスクよりも躍進の方が大きいと思っているために、ぜひとも勉強して帰りたいと述べた。
大部一秋総領事は「日伯経済関係」と題して、ブラジルの潜在力、ブラジル移住「日伯関係の始まり」、日伯経済史とその変遷、ブラジルの対内直接投資、IMFの出資比率、PAC2プロジェクト、今後の課題として財政コントロール、インフラの整備、レアル高、税制等の構造改革などを数値や統計を用いて説明、また海底油田、持てる国の強さなどブラジルのポテンシャルを説明して、ブラジルは買いの国であると結論付けた。
セミナーが終わって交流会では中山立夫会頭が中部IE南米モノづくり使節団の訪伯を契機に、日伯間の経済交流が促進強化されることに期待するとブラジル流の乾杯方式、ビバ,サウ-ジ、乾杯の順序で音頭を取って盛大な交流会となった。
中部IE南米モノづくり使節団の参加者は団長 トヨタ自動車(株) 池渕浩介顧問・技監、幹事 日本特殊投機(株) 千成篤博顧問、幹事 ビューテック(株) 勝田富雄専務執行役員 イビデン(株) 岩田義文取締役会長、KYB 岐阜北工場 宇田竜二生産技術部部長、 新東工業(株)ブラスト・ショット・表面改質事業部 立松孝之技術グループマネージャー、田中精密工業(株) 高嶋浩取締役、ダイキン工業(株) 蛭子毅取締役執行役員、大同特殊鋼(株) 中坪修一代表取締役副社長、大同メタル工業(株) 樫山恒太郎取締役専務兼上席執行役員、中央発條(株) 高橋徳行代表取締役社長、豊田自動織機(株) 伊村晟取締役副会長、豊田通商(株)安全・環境推進部担当業務本部 平井鉄郎執行役員、豊田合成(株) 大武一美取締役、(株)ノリタケカンパニーリミテッド 赤羽昇代表取締役会長、ビューテック(株) 渡辺一正代表取締役会長、事務局 中部IE協会 羽根博巳専務理事、杉田一樹事務局次長、商工会議所からは中山立夫会頭(ブラジル三井物産)、平田藤義事務局長が参加した。