ポウパンサ預金を資金とする住宅クレジットは住宅クレジット全体の65%を占めるが、5月の同クレジットによる新築/中古の住宅販売は前年同月比35.6%増加の2万2,069軒で月間記録を更新した。
5月の住宅クレジット総額は22億レアル、今年5ヶ月間の累計は前年同期比75.9%の大幅増加の97億2,200万レアルで、2006年のクレジット総額をすでに4.3%も上回っている。
今年5ヶ月間のクレジット承認件数は好調な国内経済、30年に及ぶ長期低額金利ローン販売で9万5,956軒に達して、昨年の19万5,900軒の半分近くに達している。
ポウパンサ預金の住宅クレジット金利で最も安いのは6.75%プラス参考金利(TR)であり、今後は政策誘導金利上昇サイクル入りで住宅クレジット利用者は減少すると見込まれているが、影響が表面化するのは来年になってからと見込まれている。
住宅・不動産部門の伸び率は10.2%が予想されているが、今年のポウパンサ預金の住宅クレジット件数は前年比12%増加の22万軒、総額クレジットは250億レアルに達すると見込まれている。(2008年6月17日付けエスタード紙)