小麦、米やトウモロコシなどの穀物価格高騰で貧困国での食糧不足が深刻になってきているが、国際コモデティ商品でないジャガイモ栽培が食糧危機回避の可能性を擁している。
世界最大のジャガイモ生産国の中国及び2位のインドでは食料供給確保のためにジャガイモ生産倍増計画を予定しており、後進国でも栽培が容易なジャガイモ栽培を奨励しだした。
昨年のジャガイモ生産は3億2,000万トンで中国、インドならびにロシアの生産が40%を占めており、年間平均4.5%で生産が増加、ブラジルの生産は340万トンでヘクタールあたり24トンであるが、ラテンアメリカ平均の17トンを大幅に上回っている。
ブラジルのジャガイモの年間平均消費量は14キロ、ラテンアメリカ24キロドイツ73キロ、ルワンダは124キロと最も消費量が多い。(2008年4月22日付けヴァロール紙)