今年の穀物生産は1億4,050万トンを予想

ブラジル地理統計院(IBGE)では今年の穀物生産はコモデティ価格の高止まり及び天候に恵まれて、前年比5.6%増加の1億4,050万トンを予想している。

特にトウモロコシの二回目までの収穫量は5,610万トンで国内消費4,400万トンを上回って輸出も可能となり、米国でのエタノール原料のトウモロコシ需要で価格が14レアルから26レアルに高騰している。

大豆生産は3.4%増加の5,990万トンが予想されており、北部地域で15.0%、北東地域で4.0%、大豆生産の10.8%のゴイアス州を含む中西部 地域は5.0%それぞれ増加、大豆作付け開始時の価格は23レアルであったが、今では43レアルに高騰しているために、更に作付面積の増加が予想される。

価格高騰でインフレ指数を押上げる要因となったフェジョン生産は340万トンで、国内消費量に達すると見込まれており、昨年の生産量は320万トンで構内 消費量を下回ったために価格が高騰したが、今後は収穫期に入るために価格減少が見込まれている。(2008年4月9日付けエスタード紙)

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