今日の通貨政策委員会(Copom)での政策誘導金利(Selic)が0.25%切上げされて年利11.5%が予想されているが、銀行ではすでに各種の金利を調整している。
米国のサブプライム問題で端を発した世界金融危機で、ブラジルの銀行金利は12月から切上げに転じており、12月の口座借越残金利は138.1%から2月 には146%、自動車ローン金利は28.8%から31.2%、個人向けクレジットは45.6%から52.6%となっていた。
Selic金利の0.25%の上昇は消費者にとっては0.52%の平均金利上昇に跳ね返り、最も金利高になるのは個人向けクレジット金利の0.78%、クレジットカード金利0.71%、口座借越残金利は0.54%それぞれ上昇する。
Selic金利が11.5%に上昇すれば実質金利が6.8%に上昇して世界で最も高金利となり、トルコの5.6%、オーストラリア4.6%コロンビア3.4%、メキシコの3.2%をそれぞれ大幅に上回る。(2008年4月16日付けエスタード紙)