2月のブラジル国債残高に対する金利は前年同月比40.2%増加の154億4,400万レアルに達して2月の月間記録を塗替え、中銀はインフレ警戒からSelic金利の上昇で今年の金利支払いをGDP比5.0% から5.4% に上方修正している。
今年2ヶ月間のプライマリー収支黒字は国会での予算編成承認が3月にずれ込んで公共支出が大幅に減少したために、GDP比6.22%に相当する276億2,900万レアルに達して記録を更新した。
中銀は2月にドルが4.38%下落したために、為替スワップ取引で26億レアルの損害を被ったが、確定金利連動国債の償還期間延長も金利支払いを長期化さ せており、2月の公共負債残高は1兆1570億レアルに増加しているが、GDP比では42.2%まで低下、年末には更に41.3%まで低下すると見込まれ ている。(1日付けエスタード紙)