ギド・マンテガ財務相は輸出促進及びドル流入抑制のために、輸出向け金融取引税(IOF)0.38%の免税、輸出収入のレアル化の自由化及び外資の確定金利付投資へのIOF税1.5%の徴収を発表した。
昨年の海外投資家による確定金利付の投資金は400億レアルに達したが、大半がブラジル国債向けの投資であり、IOF1.5%徴収は確定金利付投資の収益 性を圧迫してドルの流入抑制効果を期待しているが、株式投資、外資の直接投資や国際金融市場での資金調達にはIOF1.5%徴収は適用されない。
輸出企業は輸出収入の70%を365日以内にレアル通貨に換金する必要があったが、輸出収入を海外口座に保留することが自由化されたが、国内金利が国際市 場金利を大幅に上回って、また益々レアル高の為替では大半の輸出業者はレアルに換金するために、短期間での効果は薄い。(13日付けヴァオール紙)