ファイナンシャル・タイム紙はヴァーレ社がエクストラータ社に提示していた760億ドルでの買収に対して、同社は買収拒否をしたと報じたが、鉄鋼業界では今年の鉄鉱石価格調整が35%から60%に見込んでいるために、再度の買収案を提示すると予想されている。
世界第5位のエクストラータ社買収でヴァーレ社は非鉄金属部門での強化ができ、銅生産ではヴァーレの年産29万トンに対して100万トン、エクストラータの石炭生産は世界4位の8,000万トンに対して、ヴァーレは僅かに290万トンである。
買収が合意に至らない要因として、非鉄金属の国際コモデティ価格が昨年末から世界経済の先行き不透明で大幅にぶれており、買収価格の設定で問題となっている。(13日付けエスタード紙)