住宅ローン分野が急成長

1980年代末から大手民間銀行はインフレによる住宅ローン支払い不能が急増したために、住宅ローン分野から撤退していたが、ここ数年は前年倍増の勢いでローン貸出が急増して、昨年は280億レアルに達している。

住宅ローンの貸出しの収益性は低いが、長期間に亘って顧客の拘束できるメリットがあり、民間銀行では低所得者層向け住宅の12万レアルまでの貸出しに注目、昨年の民間銀行からの貸出し総額は10億レアル、政府系銀行からは30億レアルが貸出された。

しかし最も貸出が前年を上回ったのは35万レアル以上の住宅ローンで前年比246%増加、15万レアルから35万レアルは96%、15万レアルまでは53%それぞれ増加している。(25日付けヴァロール紙)

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