ブッシュ大統領の景気刺激策の発表では、米国のリッセッションリスク回避が悲観的に見られて、世界中の株式市場では一斉に暴落した翌日は、米連邦準 備理事会(FRB)が実施した0.75%の緊急利下げで、世界中の株式市場は安堵したが、サンパウロ証券取引所の平均株価は、ペトロブラス公社の膨大な埋 蔵量の天然ガス油田ジュピターの確認発表で更に平均株価を押上げて、終値は4.45%増加の5万6,097ポイントとなった。
鉄鋼関連株も米国の大幅な金利切下げで、消費が旺盛になるために、ゲルダウ株は9.09%、ナショナル製鉄株10.80%、ヴァーレ株4.93%それぞれ株価を上げた。
今日、中銀の通貨政策委員会(Copom)でのSelic金利の調整では、現在の11.25%を継続すると予想されているが、最後の議事録でのインフレ懸念で、上方修正される可能性も否定できない。(23日エスタード)