企業の利益率が伸びる

銀行業務集中サービス会社(Serasa)が9,600社を対象に行った調査では、昨年のブラジル企業の売上に対する利益率は、最終10年間で最高の6.6%を記録、また2006年の5.0%から大幅に上昇、最終10年間の平均利益率は5.3%であった。

サービス業部門の平均利益率は、実質賃金の増加及び利用しやすいクレジットの拡大や2000年の国道コンセッションの収益率は1.3%を超えなかったが、今では大幅な利益率を上げてサービス業の利益率を押し上げて、最も高い8.8%を記録している。

鉱工業部門の利益率は新規投資や好調な鉄鋼部門、レアル高の為替で外貨負債の低減が輸出での利益率低減を補って、前年の5.5%から8.2%と増加した。

商業部門の利益率は、長期格安クレジット拡大や実質賃金増加にも関わらず、伝統的にマージンが低く1.9%であったが、新規株式公開(IPO)の増加で企業の透明性やアドミニストレーションの強化で、今後も企業の利益率の増加が見込まれている。(9日付けエスタード紙)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=32575