年末商戦向けの輸入が急増する11月の貿易収支は、輸出が140億5,000万ドル、輸入が前年同月比39%の大幅増加で11月の月間記録を塗り替える120億2,000万ドルで、20億3,000万ドルの黒字に留まった。
今年11ヶ月間の輸出総額は、前年同期比16.1%増加の1,464億ドル、輸入総額は30.2%増加の1,100億ドルで、貿易収支黒字は364億ドルとなったが、ドル安為替で設備投資用機械・装置の輸入が29%増加、資本財の生産は18%増加している。
今年の輸出は1,590億ドル、来年は1,720億ドルが見込まれているが、貿易収支黒字は、25%減の300億ドルが予想されており、今年11ヶ月間の地域別輸出では米国向けが僅かに0.8%増加、ヨーロッパ連合は29.3%、中国28.2%、メルコスール域内23.4%、アフリカ向けが17.3%とそれぞれ大幅に増加している。
今年11ヶ月間の第一次産品の輸出比率は、前年の29.5%から31.9%に増加、特にトウモロコシが318.7%、鶏肉42.5%、タバコ28.7%、石油が22.4%それぞれ増加している。(4日付けヴァロール紙)