ゲルダウは果敢に多国籍化を進める

 ドンカブラル財団のブラジル企業の多国籍化の調査では、ゲルダウ社が昨年に続いてトップにランクされており、鉱業のヴァーレ・ド・リオドーセ社、自動車部品のサボ社、バスやトラック製造のマルコポーロ社、ゼネコンのオデブレヒト社、航空機製造のエンブラエル社が続いている。

 今年、ゲルダウ社は海外で12企業の買収、米国のマックススチールを16億ドル、シャパラルスチールを42億2,000万ドル、メキシコのツルチツランを2億5,900万ドル、ドミニカ共和国のインカ社を4,200万ドルでそれぞれ買収して、海外での生産比率を高めている。

 またヴァーレ社は、昨年にカナダのインコ社を180億ドルで買収して、BHPビリトンに次ぐ世界第2位の鉱業会社になったが、来年はブラジル国内向け投資はもとより、ペルー、チリ、カナダ、オーストラリア、ニューカレドニア、オーマンやモザンビークで、総額30億ドルの投資を予定している。(3日付けエスタード紙)

 

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