投資適格国入りが間近と予想されて、堅調に伸びているブラジル経済に海外からの直接投資が増加、10月は31億8,800万ドルが流入して、1998年以来の記録を更新した。
今年10ヶ月間では前年同期を66.1%上回る312億ドルが流入、今年は民営化が盛んに実施された2000年の327億7,900万ドルを上回る350億ドルの直接投資金が、流入すると見込まれている。
今年の海外直接投資金の特徴は、アグリビジネスや鉱業部門への投資が盛んであり、昨年はこの分野には全体の6.9%であったが、今年は14.7%と倍増したが、サービス部門への投資は55%から45.6%に低下している。
また10月のブラジルから海外への直接投資は41億4,700万ドル、11月の27日までの累計は32億8,400万ドルで、ドル安の為替は海外への直接投資には有利になっている。(29日付けエスタード紙)