暫定金融取引負担金(CPMF)の2011年までの延長に関する政治取引が与野党間で攻防を繰り広げているが、10月の国税庁の税収は、昨年12月に次ぐ547億7,000万レアルを記録した。
10月の税収は前年同月比12%増加、今年10ヶ月間の累計では広範囲消費者物価(IPCA)を差引いた実質税収は、前年同期比10.17%増加の4847億4,000万レアルであった。
最終3年間では税率アップによる増税を行われていないが、内需が好調で税収アップにつながっており、今後もこの傾向は継続すると見込まれている。
今年10ヶ月間の法人所得税(IRPJ)は前年同期比14.21%、純益に対する社会納付金(CSLL)は14.06%、個人所得税(IRPF)は41.49%それぞれ増加している。
自動車や自動車部品、家電、機械・装置部門の販売が好調で、工業製品税(IPI),社会保険融資納付金(Cofins)、社会統合基金(PIS)はそれぞれ大幅な税収となっている。(21日付けエスタード紙)