ドル安が内需拡大に追い風

 今年10ヶ月間の国内でのマイクロウエーブ販売は160万台、自動車は200万台、コンピューターが700万台と前年同期比20%から50%増加しており、ドル安は資本財輸出の障害となっているが、ドル安で輸入電子部品価格が減少しており、10ヶ月間にテレビ、音響装置やコンピューター価格は平均6.18%低下したが、原材料の全てを国内で賄う履物は4.81%値上がりしている。

 また今年8月までの小売は前年同月比9.0%、一般家庭の消費は6.0%、今年上半期のGDPは、4.8%それぞれ増加しており、7月までのドル換算による実質サラリーは19%増加している。

 力強い国内需要で製造部門は、生産能力限度まで稼動しているが、消費財製造部門は、安価な輸入品に圧されているが、社会経済開発銀行(BNDES)の2008年から2011年までのクレジットの81%は、輸出関連部門の石油、アルコール、鉱業、鉄鉱、紙・パルプのコモデティ関係部門への投資となっている。(18日付けヴァロール紙)

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