国立石油庁(ANP)の第9回石油・天然ガス鉱区入札では、巨大石油埋蔵量が確認されたサントス海盆ツピー鉱区周囲の41鉱区は入札から外されたために、石油メジャーは入札に参加しなかったにも関わらず、前回の入札を大幅に上回る21億レアルの収入を上げた。
今回はエイケ・バチスタ氏が率いるOGX社が、入札売上の66%に相当する14億レアルを投資して、サントス沖、カンポスやエスピリット・サントとなどの有望な21鉱区を落札、ペトロブラスの1億9,500レアルの投資を大幅に上回った。
今回の入札の成功は石油価格が100ドル近くまで高騰、OGX社の破格の落札価格及びブラジル国内企業が、地下油田鉱区の入札に参加したことが要因となっ ているが、落札された117鉱区の開発に60億レアルが投資されると見込まれている。(28日付けガゼッタ・メルカンチル紙)