サブプライム問題の先行き不透明感にも関わらず、米国の政策誘導金利切下げの予想などで、サンパウロ平均株価指数は先月に続いて8.03%の収益を上げてトップとなり、今年の累計は47%の収益率となっている。
株に続いて金投資が7.95%と大幅な収益率を記録したが、銀行間金利預金(DI)は0.71%、10万レアル以上の銀行預金(CDB)は0.68%、ポウパンサ預金は0.61%とそれぞれインフレ指数の総合市場物価指数(IGP−M)の1.05%以下の収益率となった。
ブラジルへの海外からの直接投資増加や世界的なドル通貨の下落で、レアル通貨に対する商業ドルはマイナス2.38%、並行ドルはマイナス5.34%と下落に歯止めがかかっていない。(1日付けエスタード紙)