10月初めに行なわれた国道民営化コンセッションで、5区間の国道コンセッションを、予想最低価格を大幅に下回る価格で落札したスペイン資本OHL 社は、道路整備、建設機械・装置の購入や私有地買収に、5年間で41億5,800万レアルを投資、2013年から2032年の間の投資は22億レアルを予 定している。
OHL社では5区間の収益率を8.0%から8.68%と見込んでおり、区間401キロメートルの国道116号線には、5ヵ所 の通行料金徴収所で収益率8.0%、区間382キロメートルのクリチーバとフロリアノポリス間も、5ヵ所の徴収所設置できるが、収益率は8.0%を割込む 可能性がある。
OHLでは初年度の投資総額は、7億7,600万レアルを見込んでおり、社会経済開発銀行(BNDES)からは投資全体の70%の融資を見込んでいるが、融資承認が遅れる可能性があるために、資金調達先を模索している。(7日付けエスタード紙)