昨年の全世界の移民の送金は3,010億ドル

 世界銀行は昨年の移民や出稼ぎによる家族への送金を2,070億ドルと発表していたが、米州開発銀行と国連の調査によると、地下銀行などを通した不正規送金を含めた送金は、世銀の予想を50%上回る3,010億ドルに達すると見込んでいる。

 ラテンアメリカではメキシコが240億ドル、ブラジルへの送金は76億ドル、またサハラ砂漠以南への送金は不正規送金が大半で、世銀予想の93億ドルの倍以上の年間200億ドルに達すると見込まれている。

 また北部アフリカへの送金は、世銀の251億ドルを大幅に上回る347億ドルと見込まれており、中近東のイスラム諸国への送金は、Hawaladarsと呼ばれる小企業を通しての送金制度での送金、ヨーロッパ連合国では移民の多いイタリア、スペインやポルトガルからの海外送金額が高い。(18日付けヴァロール紙)

 

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