与党は上院での通称金融税と呼ばれる金融取引暫定納付金(CPMF)の2011年までの延長暫定法案通過で、野党との駆引きが難航しているために、検討していた月収1,200レアルまでのサラリーへのCPMF税免除を1,700レアルまで引き上げる譲歩案の可能性がでてきた。
CPMF税は年末で期限切れになるために、上院での暫定法案通過が急がれており、来週、アフリカ諸国外遊から帰国するルーラ大統領は、野党のリーダーとの間での会合を予定している。
国税庁にとっては1,200レアルまでのサラリーに対する免税で2億9,600万レアルの減税、1,700レアルまでの免税で4億7,300万レアルの減税になるが、0.38%のCPMF税の年間の税収400億レアルと比較すれば微々たる減税である。(18日付けガゼッタ・メルカンチル紙)