継続するレアル高の為替は、米国への輸出減少をきたしており、特に米国への輸出の60%を占める完成品の今年9ヶ月間の輸出は、前年同期比マイナス5.8%となり、米国への輸出は11年連続で増加してきたが、今年は輸出減に転じる可能性がでてきた。
今年8ヶ月間の部門別輸出では、トラクターが前年同期比−3.6%、電気製品−4.4%、自動車−32.6%、自動車部品−16.3%、家具−23.2%、衣料品−14.6%、履物・皮革製品−9.6%とそれぞれ減少している。
昨年の米国への輸出は、ブラジルの輸出比率の18.4%の244億ドルであったが、今年9ヶ月間では15.9%に比率を下げているが、コモデティ価格が高止まりしている影響で、一次産品輸出は47.6%増加している。(5日付けヴァロール紙)