米国GM本社のファイナンス担当副社長に栄転するブラジルGMのヤング社長は、低所得者にも新車が購入できる格安月賦の7年物長期自動車ローンは、 数年後には米国の住宅ローン支払いで不渡りが増加している、サブプライム問題同様のローン返済ができなくなる購入者が増加すると警告している。
GM銀行では自動車向けローンは最長5年であり、これ以上の自動車ローンを長期化する予定はないが、金融市場では7年長期ローンと支払いかイ市を6ヵ月後 にしている金融機関もあり、これらのローン及びSelic金利低下などで、今年の自動車業界は前年比25%増加の240万台の販売が見込まれており、製造 が追いつかない状態になっている。
エコノミスタのジョセ・バーロス氏は、3万レアルの中古自動車所有者が5万レアルの新車購入時に、2万 レアルの現金と3万レアルの自動車ローンを組んで、1万レアルを他のものに消費する傾向にあり、数年後には格安長期ローン債務に陥いると指摘してい る。(17日付けエスタード紙)