ウルトラはエッソのガソリンポスト網に注目

ブラジルからの撤退が噂されているエッソ社は、ブラジル全土にマーケットシェア5.0%に達するガソリンポスト網を所有しているが、南部地域および南西部地域でシェア拡大を図っているウルトラグループが、すでに水面下で動いている。

ウルトラ社は、今年3月にペトロブラス及びブラスケンと共にイピランガ社を買収、来年早々には南部及び南東部地域で、3,400ヵ所のガソリンポストを所 有してマーケットシェアが15%に達する予定であるが、南米の事業を縮小しているTexaco社にもすでに買収で働きかけている。

南米で の大衆迎合主義の台頭、外資系企業の権利削減や天然資源国有化などで、外資石油メジャーのなかには撤退を考慮している企業もあり、Chevron・ Texacoは、エクアドール、パラグアイ及びウルグアイのガソリン配給網からの撤退を発表している。(27日付けエスタード紙)

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