サブプライム問題を震源とする国際金融危機の発生で、8月のドル流入は前月比40%減少の68億ドルに留まったが、今年8ヶ月間では700億5,600万ドルの流入で記録を更新している。
8月21日まではドルの流入から流出を差引いた差額が、マイナス7億9,900万ドルであったが、海外からの資金調達や確定金利付ファンドへの投資のために、海外からの直接投資は8億ドルに達しており、ブラジルへの金融投資が再び上昇しだしたが、中銀によるドル介入は13日以来行われていない。
また金融危機で一時的にドル安に傾いた時は、輸出業者が先を争って為替契約を結んだために、14.6%増加の172億2,400万ドルに達し、また輸入業者の為替契約総額も、前月の95億3,100万ドルから103億4,300万ドルに上昇している。(6日付けエスタード紙)