エタノール生産でインドに砂糖生産の首位を明渡す

2001年から砂糖生産世界トップを維持してきたが、エタノール増産を続けてきたブラジルの砂糖生産は3,004万トンで、インドの3,350万トンに10%近く差を付けられて首位の座を明渡した。

しかし今年のインドの砂糖輸出は400万トンで、ブラジルは今年8月までに昨年同期を15%上回る1,240万トンを輸出しているが、インドは伝統的にブラジルの輸出先である中近東向け輸出に力を入れだした。

今年8ヶ月間でモロッコはブラジルから42万9,000トンを輸入したが、昨年同期は13%多い49万5,000トン、エジプトは31万3,000トンで、昨年同期の60万2,000トンから大幅に減少している。

サンパウロ州砂糖キビ加工業者連合(Unica)では、砂糖の国際コモデティが低調なために、昨年の砂糖生産比率は49.43%であったが、今年は45.24%の2,510万トンを予想している。(11日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=32836