7月の経常収支は赤字に転落

 7月の経常収支は貿易収支、サービス収支並びに所得収支が軒並み赤字を計上して、7億1,700万ドルの赤字となり2004年4月以来の最悪数値を記録した。

 7月の貿易収支は燃料、原材料や資本財の輸入が、前年同月比35%と大幅増加したために、貿易黒字が33億4,700万ドルと大幅に減少、国債の金利支払いに9億7,900万ドル、海外への利益送金が21億ドルと増加している。

 しかし7月の海外からの直接投資は35億8,400万ドル、今年の累計はGDP比4.02%の244億4,800万ドル、最終12ヶ月間ではGDP比2.95%の341億5,900万ドルで、民営化が盛んに行なわれた時を上回っている。

 また今年7ヶ月間の経常収支は、GDP比0.60%の36億6,600万ドル、最終12ヶ月間では、GDP比0.99%の114億6,900万ドルの黒字を計上している。(24日付けエスタード紙)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=32865