大企業は海外での資金調達や社債発行などで、金利の高かった銀行からのクレジットを避けていたが、6月の法人向けクレジットは前月比1.7%増加、また全てのクレジット総計では1.3%増加してGDP比32.3%の7,992億レアルに達している。
今年の上半期のクレジット総計は9.1%増加、最終12ヶ月間では金利の低下に反比例して21.4%と大幅に増加、6月の法人向け金利は23.7%と2002年10月以来の低率、また7月初めの10日間では22.9%まで下がってきた。
6月のクレジットの平均金利は37%、7月初めの10日間では36.4%まで低下してきたが、個人向けクレジットは48.4%、最も金利が高いのは口座借越残金利の139.7%だったが、1999年12月のレベル以下となった。
また6月の運転資金向けクレジットは3.6%、資本財購入向けクレジットは4.8%それぞれ増加、金利は運転資金向けが20.2%、資本財向けが16.3%であった。
クレジットの平均返済日数は329日、法人向けクレジットは260日、個人向けクレジットは405日で長期化してきている。またクレジットの平均スプレッドは26.2%から26.1%、個人向けは前年6月の40.6%から37.7%、法人向けは13.5%から12.6%にそれぞれ低下してきている。(26日付けエスタード紙)