1997年にペトロブラス石油公社による石油部門の独占が廃止され、海外石油メジャーによるブラジル石油部門の支配が心配されたが、ペトロブラスは世界8位の石油メジャーにのし上がっている。
独占終結後に50社がブラジル石油業界に進出して、石油鉱区の52%は民間企業が握っているが、最終10年間でブラジルの石油・天然ガスの埋蔵量は75%増加の140億バレル、石油生産は日産180万バレルと倍増している。
ペトロブラスは3月にウルトラ社、ブラスケン社と共同でイピランガ精油会社を買収して、石油関連事業の強化を図っており、石油採掘部門、輸送、精油、販売部門まで一貫して事業の拡大を進めている。(5日付けエスタード紙)