EUはブラジルの不正規輸出を指摘

 ヨーロッパ連合(EU)は、ブラジルからの農業製品を中心とする密輸や産地詐欺による不正規輸出で、昨年は,2000万ユーロの損失を指摘、レポートをEU議会に提出して、不正規輸出防止に動き出した。

 2006年の不正規輸出は農業補助金支払いで、ブラジルの農産物輸出の障害になっており、特に砂糖や食肉などでは前年から倍増しており、砂糖は輸入関税のかからないアフリカの元植民地国経由の輸出も行なわれていた。

 昨年のEU諸国への不正規輸出は3億5,300万ユーロで、製品ではテレビ、電子部品が6,200万ユーロ、タバコが2,700万ユーロ、食用油、眼鏡、エンジン、砂糖や食肉などの不正規輸出製品も多く、中国からは7,500万ユーロで圧倒的にトップとなっている。(10日付けエスタード紙)

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