連邦政府は為替で打撃を受けている業界に暫定令

連邦政府は為替で打撃を被っている皮革、繊維・衣類並びに家具業界に対して、社会経済開発銀行(BNDES)から総額30億レアルの3種類のクレジットを開設する。

暫定令はまだ修正される可能性が残されているが、輸出で打撃を被っている家電業界及び自動車業界に対して、設備投資用機械・装置購入時のPIS/Cofinsの払戻しを24ヶ月から即時の払戻しに変更する。

製品の80%以上を輸出する企業が、資本財及び消費財の購入時のPIS/Cofinsの免除が適用されていたが、これを60%の輸出比率企業に適用するが、60社以上が恩恵を受けると見込まれている。

この暫定令発令は、ブラジルが繊維・衣類ならびに履物のメルコスールの域外共通関税(TEC)を20%から35%引上げを要請したが、繊維・衣類に関してウルグアイとパラグアイが反対しており、関税引上げが長引くと予想されるための措置である。(26日付けエスタード紙)

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