グラジエンテ社はブラウン管テレビ生産を中止

グラジエンテ社は2年前にイタウー銀行グループからテレビメーカーであるフィルコ社を買収、国内ビッグスリーを目指していたが、7月末から従業員に集団休暇を与え、マナウスのフリーゾーンでのブラウン管テレビの生産を中止している。

メーカー側は操業中止の理由を需要の低下、価格破壊や過当競争を挙げているが、部品供給会社のサムスングSDI社への負債により、部品供給が止まっていると業界では予想している。

同社の昨年の売上げは13億8,100万レアルであったが、1億1,448万レアルの赤字を計上、赤字低減のためにブラジル進出を狙っている中国メーカーにフィルコ部門を売り渡すのではないかと予想されている。(15日付けエスタード紙)

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