ペトロブラス石油公社は、サントス沖の天然ガスの供給開始までの数年間の液化天然ガス(LNG)安定供給のために、海外のLNG供給先20社と交渉中である。
ペトロブラスはナイジェリアンLNG社とマスター契約を締結、またアルジェリアのSonatrach社とも同様の契約を交わし、水力発電所の水位が下がって発電に支障をきたした場合に、LNGを輸入して火力発電を行なう。
経済成長加速プログラム(PAC)では、リオ及びセアラー州にLNG基地建設が優先されており、ペトロブラスではLNG基地建設のためにすでに建設会社と契約、2009年からの操業を予定している。
またペトロブラスは3隻目のLNG船の契約も進めており、日産3,400万立方メートルのLNG輸送が可能となり、ボリヴィアからの日産2,600万立方メートルを上回る。(2日付けエスタード紙)