ブラジル大企業は、企業規模の更なる拡大並びに国内外の金融危機対策に一環として、グローバル化を目指して海外投資を進めており、最近ではフリボーイ社が14億ドルでスイフト社を買収している。
昨年はリオドーセ社が180億ドルを投資してカナダのニッケル生産会社インコ社を買収、鉄鉱石以外の非鉄金属部門へのポートフォーリオを進めており、今年は20億ドルを海外投資に予定しているが、今年のブラジル企業の海外投資は100億ドルが見込まれている。
ゲルダウグループは、鉄鋼需要のマーケット規模が大きい米国への投資を進めており、同社ではすでに米国内で4社を買収、ヴェネズエラ、ドミニカ並びにインドでも、鉄鋼メーカーを買収してグローバル化を進めている。
ブラジル企業でグローバル化の進んでいる企業は、ゲルダウがトップ、ゼネコンのオデブレヒト社、リオドーセ社、ペトロブラス社、マルコポーロ社が上位5社となっており、サボ社、アンドラーデ・グチエレス社、WEG社、エンブラエール社及びチグレ社が続いている。(2日付けエスタード紙)