今週末にパラグアイのアスンシオン市において、武器購入でロシアを訪問するヴェネズエラのシャーベス大統領が初めて不参加で、メルコスル首脳会議が開催される。
首脳会議では物別れに終わったドーハラウンド、ウルグアイ及びパラグアイの工業開発援助ファンド創設、中国製品に席巻されている履物及び繊維製品に対する対外共通関税(TEC)の引上げについて話合われる。
またドルに替わる共通通貨での支払いシステム、メルコスル内に現存する補助金問題、メルコスル開発銀行の創設、メルコスル事務所のリフォームなども話合われる。
メルコスル内では軋轢も多く、ブラジルとヴェネズエラの主導権争い、ブラジルとボリヴィアの天然ガス問題、アルゼンチンとウルグアイのパルプ工場建設問題、アルゼンチンからチリへの大幅なガス供給削減、ウルグアイ及びパラグアイの加入メリットに対する不満など問題が多い。(27日付きエスタード紙)