>>鉄鋼需要が旺盛
今年の第1四半期の国内の鉄鋼需要は旺盛で、売上げは昨年同期比15%増加したが、今年は二桁の売り上げを予想しているところが多く、自動車産業のほかには建設や農業機械の需要が大きい。
しかし米国の景気がリセッションに突入すると、世界の鉄鋼需要に悪影響を与え、また第1四半期の中国の鉄鋼生産は昨年同期比25%増加しており、通年では13%増産を見込んでいるために、鉄鋼が世界マーケットで余るために下落する可能性も残されている。
昨年のブラジルの主な鉄鋼会社の生産は、ゲルダウ社が前年比14%増加の1,560万トン、アルセロールブラジルが7%増加の1,000万トン、ウジミナス1.3%増加の880万トン、CSNがマイナス32.7%の350万トンであった。(2日付けガゼッタ・メルカンチル紙)
>>オーストラリア企業が風力発電所建設
オーストラリアのパシフィック・ハイドロ社は、今年2月にドイツ資本レネルギー社と共同でパライバ州での企業買収に続いて、100万人都市の電力供給量に匹敵する300メガワットの風力発電所網建設に6億ドルを投資して、3年から5年以内に操業する。
手始めに5400万レアルを投資して、10メガワットの風力発電所を10月までに建設するが、同社はすでにパライバ州にブラジル・バイオエネルギー社と共同で、45メガワットの風力発電所を1億7500万レアル投資して建設しており、2008年10月の操業を目指している。
同社の風力発電による電力は、ペトロブラスが20年間購入する契約にサインしており、また北大河州にも150メガワットの風力発電所網を建設する予定で,チリではすでに4年前に風力発電所を建設している。(2日付けヴァロール紙)
>>3月の輸入総額は95億ドルで月間記録を更新
ブラジル貿易協会(AEB)では3月の輸入総額は昨年8月の91億ドルを超える95億ドルを記録して月間記録を更新、1日当りの輸入額は1月の3億8,500万ドル、2月の4億100万ドルから3月は4億4,000万ドルになると予想している。
2月の輸入は昨年同月比30%増加、今年の第1四半期では25%増加が予想されるが、輸出は14%増加に留まる見込みである。また32企業が昨年の輸入は2倍以上に急増している。
特にAmbev社では2005年オ輸入額は2,620万ドルであったが、昨年は南大河州のビール製造用の麦芽の不作でアルゼンチン及びウルグアイからの輸入が急増及び増産のための機械・装置の大幅な輸入で1億6,400万ドルに上昇した。
また国内消費の増加及びドル安の為替で、ゲルダウ社の昨年の輸入が前年比471.83%、イピランガ精油所361.82%、カオア自動車297.21%、ノキアガ153.15%、ウォールマート147.74%とそれぞれ倍増した。(31日付けエター度紙)
>>3月の投資収益は株が4.35%でトップ
3月の株価は大幅に上下に変動したにも関わらず、月間の収益は4.35%で投資のトップになり、第1四半期は金と同じ2.99%の収益を上げている。
2位は銀行間預金(DI)の1.05%で第1四半期は3.03%、金は2月には1.34%で投資トップであったが、3月は一転してマイナス1.54%となった。
ポウパンサ預金は0.69%で第1四半期では2.99%、商業ドルはマイナス1.54%で第1四半期はマイナス4.10%、並行ドルはマイナス3.02%及びマイナス2.17%、インフレ指数のIGP−Mは0.34%及び1.11%であった。(2日付けガゼッタ・メルカンチル紙)