>>住宅用クレジットが継続して増加している
住宅ローンの長期化による低額月賦や手付金の低下で、2月の住宅ローンは前年同月比85.8%増加の8億8,900万レアル、今年初めの2ヶ月間のローン総額は、前年同期比67%増加の16億レアルとなった。
最終12ヶ月間の12万軒以上の住宅ローン貸出総額は、100億レアルで記録を更新、昨年の4月からの月間平均貸出は、9億レアルで今年一杯継続すると予想されている。
昨年の貸出総額は、前年比92.5%の93億レアルであったが、今年は25%前後の増加で、110億レアルから120億レアルが予想されている。(20日付けヴァロール紙)
>>ApexはPACで海外投資家へのプロモーション担当
連邦政府は経済成長加速プログラム(PAC)に対する海外投資家へのプロモーションや誘致に対して、国家輸出振興庁(Apex)がテコ入れすると発表した。
海外投資家にとって投資面で注目されるのはPAC予算のうち、総額583億レアルのロジスティック部門、2,748億レアルのエネルギー部門、1,708億レアルのインフレ整備部門であり、特に送電ロジスティック、インフラ、エタノール精製工場向け機械・装置となっている。
先週、Apex代表団は、港湾ロジスティック、エタノール及び住宅市場に、100億ドルの投資を検討しているロシアからのミッション団体と会合をもった。また病院向け医療機器部門への参入も検討している。
来週、キロス総裁はロジスティック及び自動車部品部門に投資を検討している、中近東からの経済ミッション団体と会合の予定である。またApexに対してヨーロッパ、北米やラテンアメリカの企業家は、ブラジルへの投資を打診している。
ヨルダン、サウジアラビアやエジプトの企業家は、エネルギー部門への投資を検討,チリ及びアルゼンチンは食品や飲料分野の参入を検討している。(20日付けガゼッタ・メルカンチル紙)
>>2月のアグロビジネスはエタノールと食肉が牽引
2月の農産物輸出は、エタノール輸出が前年同月比105.3%増加の9,300万ドル、今年初めの2ヶ月間では145.02%増加の2億5,100万ドル、2月の牛肉輸出は36.9%増加の7億6,600万ドル、2ヶ月間では24.5%増加の14億8,000万ドルで、2月の農産物の貿易収支黒字は28億7,000万ドル、2ヶ月間では23.8%増加の60億5,000万ドルとなった。
2月の農産物輸出は20.7%増加の34億8,000万ドル、最終12ヶ月間の輸出総額は509億ドルに達したが、2月の輸入も39.2%増加の6億960万ドル、最終12ヶ月間の輸入総額は、70億1,000万ドルであった。
食肉輸出では牛肉が81.4%、鶏肉が15.6%それぞれ増加したが、豚肉はマイナス3.7%であった。米国のエタノール生産の原料となるトウモロコシの2ヶ月間の輸出は、351%増加の1億1,410万ドルとなり、輸出に占める比重は0.4%から1.6%に上昇した。(20日付けエスタード紙)