堅実な投資家は、リスクの少ない銀行間預金ファンド(DI)に投資をしていたが、政策誘導金利(Selic)の連続切下げで、手数料の不要なポウパンサ預金との収益差が縮小してきており、リスクのないポウパンサ預金に、資金が流れてきている。
ブラジル貯蓄・不動産信用機関協会(Abecip)の調査では、10月のポウパンサ預金は前年同月比47.6%増加の14億7,000万レアルの資金が流入、今年10ヶ月間では159億レアル流入したが、Selic金利が高かったために、前年同期は、他の投資への流出が多くてマイナス36億レアルを記録していた。
Diファンドへの資金流入は、8月がサブプライム問題の影響で40億780万レアルが流入したが、今年は2月から流出が流入を上回っており、9月か17億3,320万レアル、10月は9億2,320万レアルと流出が継続している。(18日付けガゼッタ・メルカンチル紙)