特別ゲストに島内憲大使、丸橋次郎首席領事を迎えて2009年1月9日正午からブルーツリー・モルンビーホテルに140人が参加して開催、島内大使、丸橋首席領事並びに田中信会頭が鏡開きを行なって今年のスタートをきった。
田中会頭は今年の会議所活動の重点施策として、会員増加による基盤強化と会員ニーズに基づく活動内容の一層の充実を図り、また日伯経済関係の拡大強化、具体的には従来から、ブラジルでの企業活動の円滑化のための投資環境改善などを両国政府に訴えてきたが、引き続きこの動きを拡大強化すると述べた。
島内大使は昨年1年間は日本移民100周年並びに交流年で多忙を極め、色々な記念事業が行なわれたが、大成功裏に終了したのは皆さんの協力のお陰であり、丁寧に御礼を述べ、記念事業では若い世代が大いに活躍、日系のパワーアップ、活力向上に結びつき、非日系団体も連邦、州、個人が記念行事を主催して非常に好意的で国を挙げて慶祝、今後は両国関係の発展にいかに結び付けていくかにかかっており、また世界金融危機では日伯両国が世界に先駆けて経済回復することが重要であり、資源・食料ポテンシャルのアルブラジルはBRICsの中でも最も安定しており、今年入札が予定されているリオ−サンパウロ高速鉄道はこれからが正念場であり、デジタル日本方式の南米市場での拡大では日伯が協力体制を敷いているおり、今後はビジネス活動環境整備面に一層協力していきたいと述べた。
続いて2009年度常任理事を紹介したが、松田雅信副会頭、田中一男専任理事は日本出張中で欠席した。
副会頭
中山 立夫 三井物産
新谷 道治 味の素インテルアメリカーナ
長谷部 省三 トヨタ
松田 雅信 パナソニック
専任理事
前田 一郎 丸紅
伊藤 友久 住友商事
佐々木 光 ジェトロ
近藤 正樹 三菱商事
和田 亮 日本通運
杉山 俊美 新日鐵
米倉 立二郎 南米安田保険
田中 一男 伊藤忠
監事会
山田 唯資 個人会員
中村 敏幸 デロイト・トウシュ・トーマツ
藤井 敏晴 KPMG
代表交代では双日の山田浩次郎氏から後任の江上知剛氏、ブラジル日本青年商工会議所のマルシオ・ヨーシェン会頭、後任のロジェリオ・キタ新会頭がそれぞれ挨拶、戸田建設の林恒清社長が新任挨拶を行い、3分間スピーチではカワサキ・ド・ブラジルの渋谷吉雄社長が海外移住顕彰事業の旧神戸移住センターの「海外日系人会館(仮称)」再整備事業への支援並びに募金への協力を依頼、青年会議所のクロビス・ベップ氏は青年会議所主催のMBAコースの概要などを紹介した。
140人が参加して盛大に開催された新年会
紹介された2009年度役員