繊維部会に12人が参加して部会長シンポジウム発表資料作成で意見交換

毎回、アットホーム的な雰囲気の繊維部会(本間昭一郎部会長)が7月24日午前10時から11時30分まで商工会議所大会議室に12人が参加して開催、8月7日にインターコンチネンタル・ホテルで開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために、参加部会員が今年上期の回顧と下期の展望を発表して大いに意見の交換が行なわれた。

綿花関連では原油高騰からエタノール需要増加で大豆の作付け減反、穀物相場高騰や投機筋が絡んで綿花相場は実需離れた価格、今後の需給のタイト化、原油高騰による化繊原料高、ドル安為替で超安価な輸入綿糸の流通による国内の生産調整、化学肥料代高騰による栽培農家の収益圧迫、進展のない遺伝子組換え綿花栽培から従来の品種改良への移行、中低所得者層の購買力アップ、難しいインフレ分を小売価格に転嫁、天候に左右される販売などが話合われた。

選挙年によるTシャツの需要期待、1,100万人のボルサ・ファミリア政策による購買力増加、関税引上げや格安商品の水際阻止、仲介輸入業者から輸入先メーカーとの直接契約方式への転換、寝装品の輸入急増、化繊大手の生産停止並びに人員解雇、週末の温度差に左右される売上、原油高騰によるコスト上昇、付加価値製品への移行、競争激化による市場淘汰なども話題となった。

出席者は本間部会長(オーミ繊維工業)、金原副部会長(日清紡)、河本副部会長(東洋紡)、大矢氏(ダイワボウ・ブラジル)、高木氏(ダイワボウ・ブラジル)、須賀氏(クラシキ)、柴垣氏(サンヨーテックス)、今西氏(ユニチカ)、遠藤氏(YKK)、加藤秀雄領事、金沢調査員、平田事務局長

左から進行役の本間昭一郎部会長/金原彰副部会長

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部会長シンポジウム資料作成で盛んに意見交換

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