食品部会に11人が参加して部会長シンポの発表資料作成や下半期の部会活動で意見交換

食品部会に11人が参加して8月7日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成、下半期の部会活動として食料品製造工場見学、商工会議所への要望事項などについて大いに意見の交換が行なわれた。

初めに参加者が今年上期の回顧並びに下期の展望としてそれぞれ発表したが、酒気帯運転の禁止によるアルコール飲料販売低下、酒類の増税、サンパウロ市内へのトラック乗り入れ規制、穀物相場の価格高騰、Selic金利の引上げ、インフレ圧力懸念、ドル安の為替による輸出の低下、農務省の法規制問題、燃料や通行料コスト上昇、コピー商品の横行、包装材料や原材料の米、小麦などの価格の高騰予想など厳しいコスト削減対応が余儀なくされている。

しかし貧困家庭援助政策や最低賃金のインフレ以上の大幅値上げによる低所得層の経済力向上による購買力増加、ダイレクトメールやTV広告による売上増加、食料品末端価格への転嫁、市場開拓、農産物増産予想、食料品消費の増加、乳酸製品に対する減税、好調な国内需要、販促キャンペーン、ドル安の為替による輸入製品への切替などの追い風要因も発表されて発表資料作成に協力した。

参加者は尾崎英之部会長(東山農産)、新谷道治副部会長(味の素)、河野敬氏(イグアスコーヒー)、森和哉氏(キッコーマン)、松田典仁氏(MNプロポリス)、岸和田仁氏(ニチレイ)、齋藤孝之氏(日清味の素アリメントス)、天野一郎氏(ヤクルト)、加藤秀雄領事、金沢登紀子調査員、平田藤義事務局長

 

左は新谷副部会長/中央は尾崎部会長

上期の回顧と下期の展望を発表する参加者

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=33424