今年初めての繊維部会

今年初めての繊維部会が2月16日午後3時から9人が参加して、部会長シンポジウムの資料作成を行なった

今年第1回目の繊維部会(今西暉夫部会長)が2月16日午後3時から5時まで、商工会議所会議室に9人が参加、23日に開催される部会長シンポジウムの資料作成のために、昨年の回顧と今年の展望を発表した。

2006年の回顧では、暖冬、ワールドカップやPCC暴動の影響で消費が落ち込み、下半期はエルニーニョの影響で雨が多くて冷夏、ドル安の為替で輸出が大幅減と価格コスト低下、中国からの大量輸入繊維製品でブラジル市場を席巻されて、売り上げ減をきたした繊維業界であった。

今年の展望で懸念される点として、綿花生産および消費量が世界トップの中国が国際相場に対して影響力が更に上昇、レアル高の為替、インドからの更なる綿糸の輸入増加、レアル高による輸入の増加傾向の継続及び輸出環境の更なる悪化、価格競争力の低下、地球温暖化による温度の上昇で冬物販売不振、期待したい点として、早い時期の寒波の到来、経済成長加速プロジェクト(PAC)による消費の増加、最低賃金アップによる消費の改善、農産物の国際商品価格の高値止まりや生産増加で好調が予想される農業部門の波及効果に期待している。

参加者は今西暉夫部会長(ユニチカ)、須賀治副部会長(クラシキ)、本間昭一郎副部会長(Omi-Zillo-Lorenzetti)、金原章氏(日清紡)、アキヒロ・シバガキ氏(サンヨーテックス)、河本暢夫氏(東洋紡)、石川清治氏(YKK)、金沢登紀子サンパウロ総領事館調査員、平田藤義事務局長

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