化学品部会(大澤巌部会長)が今月23日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために、2011年7月29日午後3時から5時まで15人が参加して開催、ドラフト資料を基に参加者が今年の回顧と下期の展望を発表した。
上期の回顧ではデジカメ市場の拡大、雇用情勢の改善、教育投資の増加、レアル高の為替の影響、販促プロモーション、新規顧客の開拓、農作物の国際コモディティ価格の高騰、人件費増加、中国製違法品との競合などが挙がった。
下期の展望では人件費上昇による収益性の悪化、コスト削減、景気の減速、継続するレアル高の為替、顧客在庫の増大、ジェネリック品との競合、農産物価格の低下、為替レートの見直し、インフレによる経費・人件費の負担増加、原材料の値上がり、新規ビジネス開拓などが挙がり、大いに意見交換が行われた。
参加者は大澤部会長(ダイカラー)、滝沢副部会長(久光製薬)、佐野副部会長(パイロットペン)、松下副部会長(住友化学)、前田氏(フジフイルム)、芥川氏(三井化学)、藤下氏(ハリマ)、榎本氏(出光石油サウス・アメリカ)、江口氏(K-I)、町井氏(ブラジル日曹)、早乙女氏(パイロットペン)、古田氏(スリーボンド)、棚橋氏(三菱商事)、加藤領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長
ドラフト資料を基に発表資料をまとめる大澤巌部会長(fotos Rubens Ito/CCIBJ)
業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために15人が参加して意見交換