繊維部会に8人が参加して和気あいあいと部会長シンポ発表資料作成

繊維部会(岡田幸平部会長)が2011年8月1日午後3時から5時過ぎまで8人が参加、和気あいあいと今月23日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で大いに意見交換を行った。

今年上期の回顧では綿花の国際コモディティ商品が南北戦争以来の高値を記録、今年初めも暴騰が続いていたが、4月には暴落、連邦政府の25万トンの緊急無税輸入、紡績各社の操業短縮や一斉休暇、クレジットに関するマクロ・プルーデンス政策導入の影響、レアル高の為替、投機筋の介入などが話題に挙がった。

下期の展望では主要綿花国の増産予想、綿糸市況の低迷、テキサス州の旱魃の影響、寒波による収穫遅れ、雨量不足、過剰在庫の削減、価格転嫁、繊維産業保護の陳情、アンチダンピング提訴、コスト削減、更なるレアル高の為替、クリスマス商戦への期待、製造業の死活問題の為替レート対策の要請など下半期も引き続いて、繊維業界の経営の厳しさが増すと予想している。

参加者は岡田幸平部会長(ユニチカ)、上野秀雄副部会長(クラシキ・ド・ブラジル・テキスタイル)、金屋悦二副部会長(ダイワボウ・ブラジル)、本間昭一郎氏(オーミ繊維工業)、柴垣アルフレッド氏(サンヨーテックス)、河本暢夫氏(東洋紡)、黒木沙緒里専門調査員(サンパウロ総領事館)、平田藤義事務局長

左から上野秀雄副部会長/岡田幸平部会長/金屋悦二副部会長(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

和気あいあいと部会長シンポジウムの発表資料作成

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=35520